院内下剤について
大腸内視鏡検査を受ける際には、事前準備として腸内をきれいに整えるために下剤の内服を行う必要があります。
下剤の服用は自宅で行うほか院内で行うこともできますので、以下の項目に該当する方は、お気軽に当院までご相談ください。
- 自宅が当院から遠く、下剤を服用してから来院することに不安がある
- 一人で内服できるか不安がある
- 初めて大腸内視鏡検査を受けるため、下剤の服用に不安がある
- 腸内がきれいになったかどうかを医師や看護師に判断してほしい
院内服用のメリット
メリット
- 1人で内服せず、
すぐに相談できるスタッフがいる - 自宅から当院まで距離があっても、内服後に移動する不安がない
- 当院のVIP室はトイレ付き個室のため、リラックスして内服できる
当院の院内下剤が選ばれている
3つの理由
空き状況に応じて
VIP室をご利用いただけます
当院のVIP室は見晴らしのよいスペースな上、トイレ付きの個室となっておりますので、ゆっくりとリラックスして下剤を服用することができます。
ぜひご利用ください。
※VIP室はお申込みいただいた方に限ります。
※別途使用料を頂戴しております。
Wi-Fiを完備しています
当院の個室ではすべてフリーWi-Fiをご利用いただけますので、PCなどをご持参いただければお仕事を行うなど待ち時間を有効的に使うことができます。
更衣室とトイレは
男女で分けています
当院の更衣室とトイレは男性用と女性用がございます。
また、当院には男性医師、女性医師それぞれが在籍しておりますので、ご要望の際にはお気軽に当院までご相談ください。
院内下剤の進め方
ご予約
まずは検査日の予約を行っていただきます。
予約方法は、直接受付にて行うこともできますが(電話予約も可能です)、24時間受付可能なWEB予約システムから行うこともできます。
事前予約が完了しましたら、検査日までの間に事前診察を行っていただきます。事前診察は検査予定日の1週間前までに済ませるようお願いいたします。なお、1週間前までに事前診察が終了していない場合には検査が自動キャンセルとなりますので、あらかじめご了承ください。その他、ご予約後に検査日の変更等をご希望の場合には、お電話にてご相談ください。
事前診察
事前診察の際には、保険証をご持参ください。また、現在服用中の薬がある場合には、薬も合わせて持参してください。お薬手帳をお持ちの場合には、ご持参いただくと診察をスムーズに進めることができます。
事前診察では、患者様が大腸内視鏡検査を受けることが可能かどうかや、現在服用中の薬などを確認し、問題がなければ大腸内視鏡検査の予約が確定します。
その他、検査前日までの準備や注意事項、検査当日の注意事項の説明を行い、最後に血液検査を実施します。
前日
検査前日の食事は消化に良いものをお選びになるか、当院が提供する検査食でお済ませください。また、キノコ類や食物繊維を多く含む野菜類、こんにゃく等は消化に時間がかかり腸内に長時間残留するため、摂取は控えてください。
前日の夕食は夜9時までにお済ませください。腸内に残留物があると、検査の精度が低下して正確な診療が行えなくなる恐れもあるため、注意しましょう。食事メニューが心配な方は、当院が提供する検査食をぜひご利用ください。
また、水分補給は問題ありませんが、水やお茶などで行うようにし、牛乳やコーヒー、アルコールなどはお控えください。医師からあらかじめ下剤や緩下剤を内服するよう指示されている場合には、内服を開始してください。
当日の朝
検査当日は食事を摂らずにご来院ください。水分補給は、水やお茶であれば可能です。普段から服用中の薬の扱いについては、事前診察時に担当医から指示が出されていると思いますので、その指示に従ってください。
なお、鎮静剤を使用した場合は、検査当日の自動車やバイク、自転車の運転は行えません。そのため、ご来院やご帰宅時には、電車やバスなどの公共交通機関をご利用ください。
来院後
院内での下剤服用を選択された場合には、服用方法の説明を受けてから服用開始していただきます。便の色が透明になったことが確認できましたら、検査着に着替えていただき、検査開始となります。
自宅で下剤を服用して来院された場合は、便の状態を確認させていただき、問題がなければすぐに検査着に着替えていただきます。
大腸内視鏡検査
検査では、まずは点滴によって鎮静剤や鎮痛剤、腸蠕動抑制剤を投与します。検査時間は約15〜30分です。ただし、検査中に疑わしい病変や大腸ポリープが発見された際には、病変組織を生検採取したりポリープ切除手術を行うため、検査時間が延長されます。
なお、大腸ポリープの切除は、サイズが小さく数が少ない場合に限りその場で行います。ポリープのサイズが大きい場合や数が多い場合にはその場での切除は行えませんので、当院と提携する高度医療機関をご紹介いたします。
検査後
検査後は、鎮静剤の効果が切れるまで30分〜1時間程度院内のリカバリールームにてお休みいただきます。その後、担当医より検査結果をご説明いたします。なお、大腸内視鏡検査では炭酸ガスを注入するため、検査後は腸内にガスが残留して腹部の張りや腹痛を起こすことがあります。ただし、少しずつガス(おなら)を排出することで徐々に症状は和らいでいきますのでご安心ください。
また、検査中に大腸ポリープ切除手術を行った場合は、検査当日の飲酒や激しい運動はお控えください(詳しくは検査後の説明に準じてください)。
ポリープ切除の結果説明について
検査中に疑わしい病変組織を採取した場合や大腸ポリープの切除手術を行った場合には、組織や大腸ポリープの病理検査の結果が出るまで2-3週間程度かかります。
そのため、検査結果は2-3週間後に再度ご来院いただくか、郵送にてお伝えいたします。郵送をご希望の際には、その旨をお申し出ください。
内服している薬がある方へ
注意していただきたい点
- 「血圧」「心臓」「喘息」「抗てんかん薬」「抗精神薬」など常用のお薬は
検査の2時間前までに服用ください。 - 糖尿病の薬(インスリン注射も含む)や抗血栓薬(血液を固まりにくくする薬)を服用中の方は、休薬の必要があることがありますので、検査希望日の2週間前までに当院の外来を受診していただき、お申し出ください。
- お薬手帳をお持ちの方は、持参してください。お持ちでない方は、お薬を持参してください。
抗血栓薬の例
- アスピリン(バイアスピリン®、
タケルダ®、キャブピリン®など) - シロスタゾール(プレタール®など)
- チクロピジン(パナルジン®など)、クロビドグレル(プラビックス®など)エフィエント®、ブリリンタ®、コンプラビン®
- ワーファリン®
- イグザレルト®、エリキュース®、
リクシアナ®、プラザキサ®
など
当院の大腸内視鏡検査について
当院の大腸内視鏡検査では、経験豊富な内視鏡専門医が検査を担当します。また、当院では検査時に鎮静剤を使用するため、検査中の苦痛や違和感を最小限に抑えた検査が可能です。
検査中に大腸がんの前がん病変である大腸ポリープが発見された際には、そのまま切除手術を行うことが可能です。その他、疑わしい病変が発見された際には、病変組織を採取して病理検査にかけることもできます。
何かご不明な点やご不安な点がある場合には、いつでもお気軽に当院までご相談ください。